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2020年09月22日

なぜぼくらは働くのか


お久しぶりです。
コロナ騒動でなかなか忙しくてご無沙汰になっていましたが、こんな時だからこそ、もっと頻回に更新していきたいと思いながら、
やっと今日にいたります(;^_^A
親なら何度もぶち当たる壁?というかタイミング。
「なぜ勉強しなければならない?」
「なりたい仕事がわからない。。。。」

なんといえばよいかわからない。うまく言葉にできないものです。

本屋で見つけたこの書籍、伝えたいことが分かりやすく載っているので、
ぜひ一度読んでみてほしいです。
 #なぜ僕らは働くのか 

子どもに読ませるだけでなく、親の私たちも、なんとなく、どう言葉にしたらよいのだろう?の答えをみつけられるように思います。
本を好んで読まないお子さんの場合には、親御さんによんでもらえればと思います。

だけれども、まだ将来の夢を具体的に決めないでほしい。

2分の1成人式など、節目節目で、子供たちには「おとなになったら何になりたい?」
という問いが降りかかります。

2分の1成人くらいならまだ、適当に夢を語っていればよいと思います。
しかし、近年の受験、、、
高校受験のときに、、、
まだ15歳くらいなのに
「将来のことを考えて進路を選びましょう。」って・・・。
確かに、進路は真剣に考えるべきです。
でも、、、、、でもね。
まだ将来のことを決めなくてよいと思うのです。
私が彼、彼女たちくらいのころ、思い描いていた社会は、今とずいぶんとかけ離れています。
晩婚化が進み、女性の社会進出が進み、専業主婦はまるで死語。
当時はまだなかった職種がたくさん今はあります。

高校時代、数学が大好きだった私は、「数学科に行きたい」と高3の担任に相談した。
先生は「数学科は数学の先生くらいしか就職がない。学校の先生は狭き門なので、就職を考えれば工学部や農学部がよい。」と。
実際、その先生が、私が行きたいと言った学部を出て高校教諭になっているのだけど、大変な狭き門を突破して先生になったらしいので、
教え子に同じ道を歩ませたくないという、私を思ってのアドバイスだったのと思う。
しかし、その後、急速に発展するIT業界。数学科は、IT業界に数多の卒業生を送り込んでいる。当時にはわからなかったことだ。
結局、就職のしやすさなど云々言われて進路を決めてしまった私は、その後の学習意欲はストップしてしまった。
それなりに楽しい大学生活ではあったけれども、、、、、。

私たち大人が、子供たちに経験したことを話してあげることは大事だと思うが、
私たち大人にも、5年後、10年後の未来はわからない。
今ある職業の大半は数年後に大きく変わっている可能性が高い。

選ぶのは子供たち自身であり、未来はまったくもって想像がつかな。
どんな未来が来ても適応するためには、「すき」を極めるコトと、
無駄かもしれないことを勉強して、引き出しをしっかり埋めておくこと。
だから子供たちには、たくさん勉強して、たくさんの経験をしてほしい。

「無駄かもしれない」ことをたくさん勉強する。
それを「無駄」にするか「生かせる」か?は子供たち自身である。
よく、学校の勉強は「大人になったら使わない。」とか、「やったってどうせ無駄」
ということをいう人がいるが、それはそれを使わない大人になったから。
すべての大人にとって無駄なことは学校では教えていない。
その知識がそのまま必要とされなくても、その勉強方法や思考方法などが活用されることもある。
せっかくの知識を無駄にしてしまった人が「あんなのはやっても無駄」というのだ。

私は大人たちの意見をほんの少し聞きすぎてしまった気がする。
あの時、「それでも私はやりたいの!」って言えなかった自分に後悔している。
私の人生で唯一の後悔かもしれない。
子どもたちの未来を楽しみに、無駄をたくさん与えていきたいなぁ~。
わが子のみならず、教え子の未来も、どうか夢いっぱいで!と願う今日この頃である。




  


Posted by 納米里の小さな学び舎 at 22:09Comments(0)